足踏みの桜も気温の上昇とともに各地で一斉に花開きました。こうなるとあっという間に満開になり、そして一気に散っていくというパターンですね。日本の和の象徴である桜って優雅に味わうイメージですが、実はとてもせっかちな花なんだと思います。でも、この潔い良い散り際のシーンこそこ面白いのではないでしょうか。狙いは背景の暗い木陰が良いかなと思いますが、昨年は満足の行くシーンが撮れなかったので、今年は再挑戦です。

何故か背の高いソメイ桜です。この木の下にはシートを広げて花見を楽しんでいる人達がいます。私は風景に拘っているので、当然ながら木の根元はカットです。花見の風景をイメージしたいのであれば、それはそれで良いのではと思いますが。

ボリューム感を出すのであれば、望遠レンズの圧縮効果で重なりをつくり、花の部分を切り詰めて空間を無くせば、大盛りの花弁当の出来上がりです。(*^^)v

桜の時期は菜の花も良いですね。散歩道の風景をパチッ (^o^)丿

菜の花の中に入り込んで前ボケに。

青空が見えて来たので広がりのある風景にしました。桜はまだ満開になっていない状態なので、花弁に賑やかさがありませんね。
ここの菜の花は今年はチョチ元気がないようでした。春先の気温の低い日々が続いたためなのかと考えます。

これは毎年狙っている風景です。お寺の隣にある畑に植えられた菜の花と白壁とのコラボが良い感じ。
畑の地主さん、いつもありがとうございます。(*^^)v

桜のアップの背景は?・・・・麦畑の緑です。

背景の暗い幹に可愛いアクセントです。

昨年狙ったカットです。花吹雪が物足りませんでしたので、今年も挑戦します。
暗い背景で花が浮き出る、シャッターは花吹雪を止めたいのなら あくまで目安として1/250以上、レンズは標準あたり、絞りはF8くらい、露出補正はノーマルからマイナス方向、勿論ピントはマニュアルで置きピン(固定)、何処へ合わせるか?背景までの距離の半分くらいから1/3くらい手前、ISO感度は1/250以上になる様な値(400~1000くらい)、以上理屈に叶った設定をすればOKですね。
後は風の吹くのを待つ、ということは三脚が良いでしょうね。手持ちでは、とっさに風が吹いてもすぐに対応できなくて、構図が作れないでしょう。
*レリーズなどを使用してファインダーから目を離して撮影すると、ファインダーから余計な光が入り、極端なアンダー写真になってしまうことがあります。その場合は手でかざすなりして光を遮る処置をして下さい。
このカットは キヤノンのカメラで 50mm(35mm換算80mm)、1/250、F8、露出補正‐1、ISO1000
散り際の桜も楽しんで下さい。「フィナーレ」という題名で如何でしょうか。
- 2017/04/08(土) 08:29:55|
- 春(3・4・5月)
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