旅の3日目は富良野のホテルを8時に出発です。まず最初の観光スポットは、ラベンダー畑で有名なあのファーム富田です。早朝とあって観光客はまばらで、撮影ものびのび出来そうです。花の季節は過ぎようとしていますが、流石手入れの行き届いた花畑は健在です。
次に訪れたのが日本画の後藤純男美術館です。絵には写真ほど興味がない私ですので、軽い気持ちで入館しましたが、あまりの力作に思わず感動致しました。言葉で説明するより「百聞は一見にしかず」。水彩絵具でもなく油絵具でもなく、顔彩で描かれた風景画は超高画質の写真を見ているようでした。

今はもうラベンダーの季節ではないと思いきや、何とあの紫のラベンダーが咲いているではありませんか?
いやあれはブルーサルビアだそうです。
ガイドさん曰はく、せっかくだからサルビアをラベンダーと思って楽しんで下さい、とのこと。というより花を知らない人は、直感でラベンダーだと思い込んで帰って行く人もあるとか。

これは永遠と続くマリーゴールドです。奥行き感が出せて面白いと思ったのですが、花が密集していないので、ちょっと間抜けがします。

こちらはポイントを変えて低いアングルで撮ってみました。密集したように見えませんか。

この時季になると良く見かけるツリバナの実です。赤く熟した実に秋の風情を感じます。絞りF8にして背景が花畑だと分かるような程度のボケにしてみました。絞りを空けすぎると背景はボケ過ぎて色彩だけになります。それはそれで表現として面白いと思いますが。

やって参りました、後藤純男美術館です。大きな作品のサイズは何メートル何十メートルというスケールです。繊細な描写でリアル感たっぷりです。作品の価値も億単位というものもあるそうです。当然ながら館内は撮影禁止ですから、建物の外観などを撮影するだけでした。私の構図はいつも切り詰めすぎているように感じているかと思いますが、撮りたい部分を切り撮るという写真のセオリもありますが、建物などの場合は、ほとんどがボロ隠しなのです。ドキュメンタリー写真ならいざ知らず、風情のある風景にゴミ箱や廃棄した日用品などがあったら、雰囲気台無しですからね。ブログの拘りが四季風情ですから。(*^^)v

門の軒先に垂れ下がるヤマブドウです。実際の明るさより暗めにして、落ち着いた雰囲気にしてみました。
*入館料は大人1,000円と美術ファンにしてみれば、かなり安価なのでしょう。凡人の私でもそう思います。この美術館はレストランや土産品コーナーなどもあり、広大な自然の中でゆっくりと鑑賞できることが魅力のようです。
- 2018/10/06(土) 00:00:27|
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