
今年も残り4ヶ月、2020年はコロナで明けコロナで終わるのだろうか。
3月に予定していた鎌倉への旅はコロナの予兆でキャンセルしてしまった。
あれから旅はもちろん、公共交通機関を使うことから遠ざかってしまった。
GoToキャンペーンで行けばいいのに・・・。
思い切って出かけようか、いやもしものことがあったら・・・・ふたつの思いが交錯する。
人生が足踏み状態、コロナも終息は叶わずとも、せめていっときでも小康状態になって欲しいものだ。
多分今年の旅立ちは出来ないのだろうな。

機上からの風景写真を見ながら機内の様子を思い出している。
私のお気に入り旅は羽田発北ウイングの北海道。
津軽海峡を眼下に見るころになると、機体はかなり降下して海上の船舶が目視出来る。
室蘭のコンビナートらしき海岸線も見えてくる。 まさに地図を見ているようだ。

機体が北の大地に近づくと、今度は地上の風景がリアルになって来る。
機内アナウンスがシートベルトの着装を促す。機体が左旋回すると前方に新千歳空港の滑走路が見えてくる。
更に機体は降下を続け、地上の建物や道路を走行する車もはっきり見えてくる。

やがて窓越しの風景が流れ始めると、足元からずしんと大きな衝撃が伝わり逆噴射のエンジン音が大きくなる。
その瞬間体が前に持っていかれるような感覚になる。
大きなエンジン音が収まると、機体の速度もゆっくりとなり誘導路をエプロンへと走って行く。
無事定刻通りに着けた。せっかくの旅も時間のロスはもったいない。
今度は札幌までの千歳線の発車時刻が気になる。
機体がエプロンに着くと皆さん一斉に棚の荷物を降ろし始め、通路に列が出来る。
乗降口が開くとその列が緩やかな流れに変わる。
逸る気持ちを抑えつつ、流れに任せ乗降口へと進む。
その乗降口からブリッジへと移ると、ひんやりした外気に触れる。
その北の大地の空気感で北海道旅のワクワクが始まるのだ・・・。
しばらくはこんなバーチャル旅もいいかな。(*^^*)
- 2020/09/01(火) 06:03:51|
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